Sixiが住んでいる古都・奈良はいま、増え続ける一方の外国人観光客をどうやっておもてなしするか、県を挙げてその対策に躍起になっています。
その中でも、中国人は台湾からの人を含めると、全体の1/3に達するのではないかというぐらいです。
大型の観光バスでやって来る人より、最近では個人で訪れる人も増え、市内を巡るバスにも中国人が多く乗車しています。
車内の停留所表示には、中国語の表示もありますが、なかなかそれでは行き届かないことも多いようです。
先日も中国人の若いカップルが市内を循環するバスに乗っていました。でも、そのバスはたまたま何かの都合でJR奈良駅止めだったのです。
運転手さんが「降りてください」と言っていますが、まだ乗るつもりの2人はキョトンとしています。
後ろに乗り合わせていたsixiも初めはキョトンでしたが、すぐに意味が分かりました。
それで、2人に向かって「终点站=zhōng diǎn zhàn(終着駅)」と言いました。
パッと、目を見開いた女の人が、うなずいて「谢谢,谢谢」と繰り返しました。
簡単な一言が通じ、役に立ったのがうれしかったです。